徒然なる日々を送るソフトウェアデベロッパーの記録(2)

技術上思ったことや感じたことを気ままに記録していくブログです。さくらから移設しました。

「Python 計算機科学新教本」を読んで

色々あって久々の投稿になってしまいました。
今回は基礎的な学力を養成するための本を取り上げたいと思います。

昨今は python が入門から機械学習まで記述できる言語として定着した感がありますが、計算機科学で昔からある
演習問題を python で解いたらどうなるか?を記述したのが表題の本です。
といっても "Algorithm in a NUT shell" ような大部の本ではなく、p240 程度の、頑張れば1か月以内で読み終われる
内容を厳選しています。

本編で記述されているプログラムは全て github.com にも上がっているので、答え合わせをしながら読み進めることが
できます。(ただし、コメントは英語になります。)

本書の特徴として、「遺伝的アルゴリズム(GA)」への言及があげられると思います。
古い人は知っていると思いますが、GA とは遺伝子、世代交代、淘汰を準最適なアルゴリズムの算出のために適用した
システムです。一時期話題になったものですが、今でも使われているのですね。
私はこの本で初めて GA の全貌を知りました。

計算機科学の全貌を知るにはちょっと物足りない感じもしますが、そういう方は是非「アルゴリズムクイックリファレンス」
に挑戦してみてください。(私は積んどくになっていますが...)