今更 Support Vector Machine を実装してみる(2)
だいぶ間が空いてしまいましたが、機械学習入門の続き。

- 作者: 荒木雅弘
- 出版社/メーカー: 森北出版
- 発売日: 2014/03/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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前回の minosys.hateblo.jp では連立一次方程式
を解けばいいことが分かりましたが、元の数はサンプル数だけあり、
Gauss-Jordan 法のような陽解法では解けません。また行列に表現し直すと
最後の式は対角成分が0になるため、Jaccobi 法も使えません。
このような時は共役勾配法 - Wikipediaを使うことになります。
初期ベクトルは とします。共役勾配法の詳細は Wikipedia を
参照してください。プログラムは素直に実装可能です。
で を算出することができ、正例、負例に属する support vector を
それぞれ とすると
で、それぞれ を計算できます。
テストデータに対する判定は
なら正例、そうでないなら負例に属するとします。